【失敗しない!】元気な多肉植物エケベリアを見分ける3つのポイント

エケベリア

ホームセンターや園芸店の多肉植物コーナーにずらりと並ぶ、多肉植物の「エケベリア」。

「たくさん並んでいてどれを選べばいいか分からない……」「せっかくお迎えするなら、枯れにくくて元気な株を選びたい!」そう思ったことはありませんか?

実は、一見どれも同じように可愛く見えるエケベリアですが、よく観察すると「お部屋にお迎えしたあとにグングン育つ元気な株」と、「ちょっと元気がなくて育てるのが難しい株」のサインがはっきりと出ているんです。

今回は、お店の売り場で誰でも簡単に実践できる、元気なエケベリアを見分ける3つのチェックポイントを詳しくご紹介します。これを読めば、もうお店で迷うことはありません!

チェック1:葉っぱがギュッと詰まっているか

一番最初に見るべきは、全体のシルエット(形)です。

エケベリアの最大の魅力は、なんといってもバラのようにお皿状に重なった美しい形ですよね。このお花のような葉の並び方は「ロゼット」と呼ばれ、きれいに整った株はそれだけで芸術品のような美しさがあります。

お店の売り場で元気な株を見極める特徴としては、葉と葉の隙間がまったくなく、中心に向かってギュッと低く引き締まった形をしているものを選びましょう。健康に育っているエケベリアは、太陽の光をたくさん浴びて、1枚1枚の葉が中心に向かって力強くお互いを支え合うように密集しています。

おうちにお迎えしたあとに、崩れてしまった形を元通りに整えるのは、植物の生長を待たなければならないため時間もかかり、初心者にとっては少し大変です。だからこそ、最初は「背が低くて、真上から見たときに下の土がまったく見えないくらいギュッと詰まったもの」を選ぶのが絶対におススメです!

✖ ここは注意!

逆に、茎がひょろひょろと上に伸びてしまって、葉っぱの間隔がスカスカに開いてしまっているものは、見た目が可愛らしくても選ぶのを避けましょう。これは、園芸用語で「徒長(とちょう)」と呼ばれる状態です。

お店の置き場所の日当たりが足りないときに、エケベリアが「もっと光が欲しいよ!」と必死に背伸びをした結果、モヤシのように弱々しく間伸びしてしまったサインなのです。徒長した株は病気にもかかりやすいため、売り場では「とにかく背が低くて丸まっている子」を探してみてくださいね。

たとえば、ネット通販でプロが管理している健康なエケベリアだと、以下のように最初から理想的なシルエットをしています。お店での基準にするためにも、まずは元気な見本をチェックしてみましょう。

チェック2:葉っぱに「ハリ」と「硬さ」があるか

2つ目のポイントは、葉っぱのみずみずしさです。

多肉植物のふっくらとした葉っぱは、厳しい乾燥地帯を生き抜くための「給水タンク」の役割を果たしています。そのため、お店で気になる株があったら、一番下の方にある葉っぱをやさしく指先で軽く触ってみてください。

元気なエケベリアは、このタンクの中に水分が限界までパンパンに詰まっているので、まるでプラスチックの模型かと思うくらいにカチッと硬く、触ってもびくともしないふっくらとしたハリがあります。指で触れた瞬間に、植物のみなぎる生命力を感じられるはずです。

※注意

エケベリアの多くの品種は、葉っぱの表面に「ブルーム」と呼ばれる白いお粉をまとっています。これは強い日光や雨から自分を守るための、大切な天然のバリアです。指で強くこすってしまうと、このお粉が剥げて指紋がついてしまい、元に戻らなくなってしまいます。

株の硬さを確かめるときは、真ん中の綺麗な部分は絶対に触らず、「一番下の方にある外側の葉っぱを、横からそっと指先で挟むように優しく触る」のが、株を傷つけないための大切なコツです。

✖ ここは注意!

全体的に葉っぱがペラペラと薄くなっていたり、触るとフニャフニャと柔らかかったり、表面に細かいしわが寄って元気がなさそうなものは注意が必要です。

単にお店でお水をもらっていなくて喉が渇いているだけなら、おうちでお水をあげれば復活しますが、中には「根っコが病気で腐ってしまっていて、お水を吸い上げられなくなっている(根腐れ)」という重症のケースもあります。

チェック3:中心(成長点)がキュッと締まって綺麗か

最後のポイントは、株の真ん中(中心部分)の観察です。

植物の新芽が新しく生まれてくる一番大切な場所のことを、園芸では「成長点(せいちょうてん)」と呼びます。人間でいうところの「頭頂部」や「心臓」のような場所で、ここが綺麗で健康的かどうかが、おうちにお迎えしたあとのその後の生長を大きく左右する運命の分かれ道になります。

元気に生長している株は、中心の新芽がこれからの生長に備えて、小さくキュッと綺麗に集まっています。新しく生えてきたばかりの小さな葉が、規則正しくきれいに並んでいるものは非常に健康的です。

✖ ここは注意!

蜘蛛の巣のような白い糸や、綿のようなものがついている: これは「カイガラムシ」や「ハダニ」といった、多肉植物が大好きな害虫が隠れているサインです。放っておくと他の植物にも移ってしまうため、絶対に避けましょう。

中心部分が黒ずんでいる、または茶色く溶けている: これは「軟腐病(なんぷびょう)」などの菌の病気にかかっている可能性が高いです。

また、真ん中から急に太い茎がビヨーンと上に伸びてしまっているものは、もうすぐお花が咲くサイン(花芽)です。エケベリアのお花はとても可愛いのですが、お花を咲かせるためには、株全体のエネルギーがゴリゴリと強烈にそぎ落とされてしまいます。

花が咲いた後に株自体が弱って枯れてしまうこともあるため、長くまったりと育てていきたい初心者のうちは、「真ん中がまだお花のように丸く可愛らしく閉じているもの」を選ぶのが一番確実で安心です。

まとめ

エケベリアを選ぶときの3つのポイントを振り返りましょう。

  1. 背が低くて、葉っぱがギュッと詰まっているもの
  2. 触るとカチッと硬くてハリがあるもの
  3. 真ん中の中心部分が綺麗でキュッと締まっているもの

お店でこの3つをクリアしているエケベリアを見つけたら、それはアパートの窓際でも安心して育てられる「健康優良児」です!

ぜひじっくり観察して、あなただけの特別な1鉢を見つけてみてくださいね。まったり楽しい多肉ライフを始めましょう!

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