【多肉植物・増殖計画④】トレイから土へ!赤ちゃんグラパラリーフの感動のお引越し

アイキャッチ グラパラリーフ増殖計画

こんにちは、「まったりプラント」管理人のササミです。

お家のベランダでまったりと進めている、多肉植物「グラパラリーフ」の増殖計画。 前回の記事では、土も水も一切使わず、空っぽのトレイにポイッと放り込んでおくだけで勝手に芽と根が出てくるという「究極のズボラ栽培法」をご紹介しました。

人間の常識を超えて、自分の葉っぱの栄養だけで逞しくロゼット(バラの花のような形)を作ってくれた赤ちゃんたち。 毎朝トレイを覗き込んでは「なんて健気なんだろう……」と、その可愛さにまったり癒やされる日々でしたが、ついにその赤ちゃんたちに「次のステップ」の時がやってきました。

今回は増殖計画の第4弾。トレイという仮住まいから、ふかふかの土が待つ本拠地への「感動のお引越し(植え替え)」の様子をお届けします!

トレイの上でじっくり体力を蓄えた子たちを、優しく土に迎えてあげる至福の時間を、具体的なコツも交えながらレポートしていきますね。

【ついにひとり立ち】トレイで育ったグラパラリーフの赤ちゃん、いよいよ土へお引越し!

空のトレイの上で、コロンと転がったまま過ごしていたグラパラリーフの葉っぱたち。 気がつけば、どの葉っぱの根元からも、鮮やかなピンク色の根っこが何本も力強く伸び、大豆ほどのちいさな緑のロゼットが一丁前に顔を揃えています。

「みんな、トレイの上で本当によく頑張ったね」

親葉の水分が抜けてシワシワになってきたのは、赤ちゃんへ栄養を限界まで送り届けてくれた証拠。これ以上トレイの中に置いておくと、せっかく伸びたデリケートな根っこが乾燥してカリカリになってしまうため、いよいよ本格的な「土への植え替え」を行います。

これまでずっとお水も土もなしで自給自足のサバイバルをしていた赤ちゃんたちが、初めて本物の土に触れて「ひとり立ち」をする記念すべき日。 人間でいうところの、ハイハイをしていた赤ちゃんが初めて自分の足で大地に立つような、ちょっとした感動とワクワクがベランダいっぱいに広がります。

【優しく、そっと】デリケートなピンクの根っこを傷つけずに植える手順

それではさっそく、我が家で行った植え替えの手順をまったり解説していきます。 用意したのは、水はけの良い多肉植物用の土と、小さなプラグトレイ(または小さな鉢)。そして、一番重要な道具は「優しさとピンセット」です。

生まれたてのグラパラリーフの根っこは、とっても細くてデリケート。少しでも乱暴に扱うと、ポキッと簡単に折れてしまいます。

まず、トレイから赤ちゃんを移動させるときは、指で無理に引っ張るのではなく、ピンセットを使って親葉のあたりを優しくそっとつまみ上げます。 次に、あらかじめ土をふんわりと入れておいた鉢の真ん中に、ピンセットの先や割り箸を使って、根っこがすっぽり収まるくらいのちいさな「深穴」を掘ってあげましょう。

その穴の中に、ピンク色の長い根っこを丁寧にするすると滑り込ませるようにして着地させます。 このとき、根っこが途中で折れ曲がったり、ぐちゃぐちゃに丸まってしまったりしないよう、重力に任せて自然に下へ垂らすように植えてあげるのが、その後に根を健やかに伸ばしてもらうための大切なポイントです。

浮いてきちゃう根っこはどうする?「土のお布団」を優しくかけるコツ

いざ穴の中に根っこを収めようとしても、多肉植物の赤ちゃんはとても軽いので、ちょっと風が吹いたり手を離したりした拍子に、根っこが土の表面に「ぴょこん」と浮き出てきてしまうことがよくあります。

「せっかく植えたのに、根っこが丸見えになっちゃう……!」と焦る必要はありません。ここで登場するのが、優しくかける「土のお布団」のテクニックです。

根っこが少し露出してしまったら、ちいさなスプーンの先やピンセットを使って、周囲の土を根元に向かって優しく「寄せて」あげてください。イメージとしては、寒がっている赤ちゃんに、そっとふかふかの掛け布団をかけてあげるような感覚です。

根の全体が土の中に隠れ、ロゼットの本体が土の表面にちょこんと乗っかる状態になれば大成功! 指の腹でトントンと強く踏み固めてしまうと、デリケートな根っこが窒息してしまうので、あくまで土をふんわりと寄せるだけで大丈夫です。土のお布団に包まれた赤ちゃんたちは、なんだかトレイにいた時よりも居心地が良さそうに見えて、見ているこちらまで幸せな気持ちになります。

親葉(お母さん)がまだ残っている子は?付けたままで植えるのが大正解!

植え替え作業をしていると、必ず遭遇するのが「新芽は立派に育っているけれど、親葉(お母さん葉っぱ)がまだ半分くらいぷっくりして残っている子」です。

「土に植えるとき、この大きな親葉が邪魔だな……ちぎっちゃおうかな」と思ってしまうかもしれませんが、これは絶対にそのまま付けておいてあげるのが大正解です!

まだ張りのある親葉は、赤ちゃんにとっての大切な「お弁当箱」。お引越しという大仕事を終えた赤ちゃんに、これからもまだまだ貴重な水分と栄養を供給し続けてくれる頼もしい存在です。

植えるときは、親葉ごとコロンと土の上に置くようにして、赤ちゃんの根っこだけを土に埋めてあげてください。 見た目は少し親葉がはみ出して不格好に見えるかもしれませんが、これで大丈夫。やがて赤ちゃんが完全に自立すると、親葉は自然にカサカサの枯れ葉になってポロリと外れます。その時が来るまでは、お母さんの優しさに甘えさせてあげましょうね。

ここからの成長スピードに乞うご期待!これからの増殖ロードマップ

無事にお引越しを終えた我が家のグラパラリーフたち。 これまでは1枚の葉っぱに蓄えられた資源だけでやりくりしていましたが、これからは自分の根っこを使って、土の中の栄養や、これからあげるお水を100%吸収できるようになります。

つまり、ここからの成長スピードは、トレイにいた頃とは比べ物にならないくらい一気に加速します!

これからの増殖ロードマップとしては、まずは1週間ほど土に慣れてもらうための「まったりお休み期間(断水)」を設けます。その後、初めての「お水やり」を行い、根っこを土の奥深くへとしっかり張らせていきます。

今はまだ1センチにも満たないミニチュアサイズのロゼットですが、夏を越え、秋を迎える頃には、一丁前に茎を伸ばして、肉厚な葉をたくさん茂らせた「大人のグラパラリーフ」へと大変身してくれるはずです。 あのカラカラの空っぽトレイから始まった命が、これからどこまで大きく育っていくのか、想像するだけでこれからのタニパトが楽しみで仕方がありません。

【まとめ】

今回は、トレイ放置栽培から土へとお引越しをした、グラパラリーフの感動の植え替えレポートをお届けしました。

土も水もない場所から自力で芽吹き、そして今日、ついにふかふかの土へと最初の一歩を踏み出した小さな緑たち。 植物を種や苗から育てるのももちろん楽しいですが、こうして1枚の葉っぱから新しい命が誕生し、ひとり立ちしていくまでのすべてのドラマに特等席で立ち会えるのは、多肉植物の「増殖計画」ならではの醍醐味だと改めて実感しています。

我が家の多肉棚に新しく仲間入りした、小さな小さなグラパラリーフのベビちゃんたち。 これから日本の厳しい夏の暑さがやってきますが、風通しの良い明るい日陰の「特等席」を用意して、まったり、大切に守っていこうと思います。

皆さんのご自宅にある葉挿しっ子たちも、そろそろお布団が恋しいサインを出していませんか?もし根っこが元気に出ていたら、ぜひ優しい土のお布団を用意して、感動のお引越しをさせてあげてくださいね。

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